模造刀と居合刀について

 

お問い合わせの多い、模造刀について簡単にご説明いたします。

●模造刀の刀身で物が切れますか?

模造刀の刀身は物が切れないようになってますので物を切ることは絶対

にしないで下さい。もし、模造刀で試し斬りされて事故が発生しても自己責任

となり、補償の対象外となります。

試し斬りをされる場合は居合刀(真剣)を用いて下さい。

 

●模造刀の刀身の強度について

模造刀の刀身は弱強度の材質を使ってます。よって真剣のような強度は

ありません。

刀身の製造方法にてダイキャストと砂型があります。すべて亜鉛合金です。

砂型の刀身はダイキャスト刀身より素が非常に細かくて腐食などが少ない材質です。

また砂型刀身は」ダイキャスト刀身よりアルミの含有量が多くなり、強度が増してます。

ただし、アルミが多くなる分、重さが軽くなります。

なお、よく問い合わせある「アルミダイキャスト刀身」は「亜鉛ダイキャスト」の間違い

と存じます。模造刀の刀身は砂型特殊合金とダイキャスト刀身のみです。

演舞・演劇用の刀身は非常に軽い、アルミの押出型材となってます。

模造刀の強度は、亜鉛ダイキャスト<砂型合金で約40HBの差があります。

●模造刀と居合刀について

模造刀は、文字通り、日本刀を模した物です。

居合刀と模造刀の違いをよく尋ねられますが、模造刀でも真剣でも、居合に

使っていれば居合刀です。

居合刀には、形を主とする居合、物を斬る居合とがあります。

形を主とする居合には模造刀が多く使われ、物を斬る場合は真剣となります。

居合で模造刀を使う場合、何を重視すればよいかというと、刀身の強度と柄の

強度となります。

柄は真剣と同じく、朴の木で作られ、柄糸が確りと巻いてあるもので、刀身は

前項に記した砂型鋳造刀身、俗に砂型刀身が使われているものが適しています。

それでは、柄の状態はどのように調べれば分かるのでしょうか?

柄はそんなに気を使う必要はありません。鮫皮を敷いてあり、柄糸が綿などで

巻いてあれば、木製の柄となっています。現在では鮫皮を貼るのは常識なため

明記していない処もあります。

次に、刀身についてです。販売店によっては刀身は全て同じ物と勘違いして

刀身を砂型鋳造と明記してある処があります。

外見ではダイキャスト製か砂型製かは判断が難しくなっています。

よって、鞘を払った(鞘を外した)重量を参考にすると良いでしょう。

一般的な刀身(幅広刀身や厚口刀身を除く)で2尺4寸5分の長さの場合は約730g〜

850g前後が目安です。900g前後ある場合はダイキャスト刀身が殆どです。

●模造刀の価格について

模造刀の価格は基本的にはオープン価格です。

販売価格は販売店が仕入価格を参考にして決めているのが殆どでしょう。

模造刀の価格は次の内容によって高くなります。

鍔と縁頭金具・目貫が良い物を使ってある 柄糸が正絹や皮で巻いてある

柄糸の巻き方が良い 鮫皮が良い 鞘の塗りが良い 下げ緒が正絹である

切羽やハバキが良い物を使ってある。

上記内容によって価格に差が出てきます。