鞘の鯉口の若葉が出来上がったら、その箇所に水牛の鯉口を作ります。
(水牛の鯉口の板は 鯉口・水牛板の商品 で販売)
※水牛の板について
板が反っていても不良品ではありません。反っている水牛板は反りのある方
を外側(表面)にして鯉口を作ります。
反っている場合は、最初から研磨せず最後に研磨調整します。
また、水牛の鯉口は鞘割れの防止だけではありませんので、厚みは自由に設
定してください。
鞘割れ防止を目的とする場合は、銅板などのリングをご使用ください。
1.最初に水牛板に鞘の鯉口の若葉を当てて縫い針などで型を取ります。
続いて、型を取った中心部分にドリルなどで穴を開けます。
2.ドリルで開けた穴に糸鋸などを通して型を切り取ります。
3.型に沿って、鑢などで研磨して鞘の鯉口の若葉が納まるまで整えます。
4.鞘の大きさの型を取ります。型の取り方は(1)と同じ方法です。
5.水牛の型以外の箇所を糸鋸などで切り取ります。
続いて鑢などで研磨して整えます。鯉口の表面は内反りに
研磨し、整えてからペーパーサンドなどで きれいに磨き、最後に細かいペ
ーパーサンドなどで仕上げします。
(爪の表面を磨く物(ネイルシャイナー)で磨くいてもよい)
6.水牛と鞘との高さなどが合えば鯉口の完成です。
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