柄糸の巻き
本日は柄糸の巻きについてです。
現在、模造刀の居合刀の柄糸の巻き直しをしているところです。
柄巻きで菱紙を込める時、和紙を使って込める場合、
和紙をある程度巻き畳みます。
私の場合、巻き畳む回数は9回程です。
次に、13mmの幅で切り、切った物の片側半分を
切り口の箇所(畳んだ所)の真ん中上側を中に押し込み
三角の片側を作っておきます。
柄糸を巻き菱紙を込めるとき、折った方を置いて巻き、
あとで片側を、クジリ等で押し込み、柄糸で包み込める
状態にします。
他店の柄は 鮫皮の幅が狭いので非常に困ります。
特に 正絹で巻く時ですが
柄木は 木工所では鮫皮を貼る溝を22mmで設定して 機械で彫っています。
その柄を各業者は使っています。
その22mm幅は 柄糸を巻く際、菱を小さくしないと
下地が見えてしまいます
最悪は下の写真のように その溝幅より狭い鮫皮となると
最悪です。
よって、当店では 鮫皮の幅を25mmにして 柄の溝も削って
幅を広げています。
やはり刀の柄は 菱目の長いのは 美しいものです。
本日は愚痴じみたところがありましたが これまで